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映画の考古学

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「技術としての」映画の誕生を追ったツェーラムの歴史的名著、待望の復刊!



★創業40周年記念復刊★
古来の影絵→幻燈ショーの歴史、ソーマトロープをはじめとする“動画"への試み、写真による瞬間連続撮影の探求など、映画が産業として成立するまでの波乱の草創期を活写する、映画に関する最も基本的な文献!

約300点に及ぶ写真図版を加え、映画が〈魔術〉であった時代のファンタスムの魅力と原点の謎に迫る!

「映画が二十世紀の産業(および芸術)として成立するまでの、これは前史だ。(略)さながら発明狂時代の壮大な絵巻を見る思いがする。当時の「発明」の珍しい図版も多彩だ。」
「朝日新聞」書評(1977年10月3日)

「本書は映画史といっても、映画技術史である。つまり、映画という十九世紀の新しい技術・メディアを発明するに至る夢と失敗の物語である。技術といえば今日では非人間的なものの代表にされているが、十九世紀の発明家にとっては、技術とは自分の夢を表現するもっとも人間的な手段なのである。写真はすでにあった。それをどう動く絵にするか。それが発明家たちの想像力を刺激し、やがて映画へと発展していく。」
『週刊文春』書評(1977年9月)

CONTENTS

第1章 怪しげだがまじめな先駆者たち
 さまざまな定義
 魔法、ファンタスマゴリア、溶暗画
 ベルギーの教授、イエズス会の神父、オーストリアの陸軍士官
 “活動画”を使った最初のショー
第2章 小さな暗箱を持った魔術師たち
 シュルツェと硝酸銀
 ニエプスとダゲール
 最初の写真芸術家バヤール
 カロタイプ(トールボタイプ)
 100分の1秒
 写真は画家の敵
 盲目のプラトー
 マイブリッジの走る馬
 電気式シュネルゼーアー
 不幸な百万長者イーストマン
第3章 最初の映画フィルム
 失踪した発明家
 78件もの特許をとった男
 知られざるリ=ロイ
 興行師スクラダノフスキー
 一晩で映画を発明したルイ・リュミエール
 最初の喜劇映画
 5万フランを拒絶
 ロシア人と初期の映画
第4章 最初の映画作品
 レイノーのショーを見物した50万人
 自分の装置を破壊した発明者
 魔術師メリエス
 カメラとフィルムを頂戴したポール
 トリック撮影と幽霊映画
 最初の宣伝映画
 ブライトン派
第5章 映画産業
 3500万人の労働者が要求する娯楽
 大成功した肉屋の息子パテ
 3000万の資本
 メスターのマルタ十字歯車
 カメラとして用いた部屋
 ドイツで最初の映画カタログ
 結局なにが生まれたか
文献
索引
訳者あとがき

PROFILE

著者:C・W・ツェーラム (C. W. Ceram)
本名はKurt Wilhelm Marek。筆名のCeramはMarekを逆につづったもの。
1915年生まれ、1972年没。ベルリン生まれの評論家・考古学者。
18歳の時に出版社に入り、仕事をするかたわら映画の歴史に関する勉強を続け、映画への深い関心と蒐集した膨大な資料を核にし、1965年にこのユニークな映画技術成立史を上梓した。主著に『神・墓・学者』(1949)、『狭い谷 黒い山――ヒッタイト帝国の秘密』(1955)、『最初のアメリカ人 北アメリカ考古学物語』(1972)などがある。

映画の考古学

C・W・ツェーラム=著|月尾嘉男=訳

  • A5判|352頁|定価:3900円+税|ISBN 978-4-8459-7721-5

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