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アートと音楽

新たな共感覚をもとめて

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音楽を見る。アートを聴く。
視覚と聴覚が出会い直すいま、「新たな共感覚」が生まれる――

20世紀初頭に始まり、1950年代以降の前衛芸術もそうであったように、お互いが憧れ続けた、感覚の二重奏ともいうべき「見ること」と「聴くこと」の総合感覚は、今日のデジタル技術の開発と洗練化により、次段階の位相を迎えつつあります。
東京都現代美術館での展覧会「アートと音楽 —新たな共感覚をもとめて」では、音楽、音に影響をうけて制作された視覚芸術作品(絵画、映像)やサウンド・インスタレーション、パフォーマンスなどの多様な表現を通して、視覚芸術と音楽が私たちの感性や想像力に与える本質的な意味を問い直します。

「私たちはもう一度、現代のアートの役割を、外界そして自然にさらす必要がある」──「アートと音楽 ─新たな共感覚をもとめて」展総合アドバイザー 坂本龍一
■東京アートミーティング[第3回]
 「アートと音楽 ─新たな共感覚をもとめて」公式書籍
 東京都現代美術館(2012年10月27日〜2013年2月3日)にて開催


「アートと音楽 ─新たな共感覚をもとめて」展の公式書籍である本書には、総合アドバイザーの坂本龍一氏の巻頭ロングインタビューをはじめ、共感覚の歴史や、アートと音楽の現在形を思考するためのエッセンスなど、書籍オリジナルの企画が満載です。さらに本書でしか読めない、出品作家自身が寄せた、本展のテーマ「共感覚」についてのコメントも収録!

19世紀から20世紀の間に工業化が進んだことによって、人工的な密室環境の中で、人間の知性の限りを尽くしてミクロコスモスを作るという方向に向かい、どんどん歪んで進化してしまった。アートや音楽も同様です。そこでもう一度、現代のアートの役割というものを外界にさらす、自然にさらすことが必要になってきていると思います。
(坂本龍一氏インタビューより)

  私たちは何を見て、何を聴いているのか。
  重要なのは人間だけでは完結しないこと。
  自然の声を聴くことで、芸術は再び始まる。
  「感覚」に立ち返ったその先の未来へ――

CONTENTS

■ インタビュー 坂本龍一
 見ること/聴くことの未来へ ──「感覚」に立ち返ったその先にあるもの
 [聞き手:畠中実]
■ 「共感覚」はなぜ人を惹きつけてきたか
 ──その研究と実践の歴史を概観する 眞壁宏幹
■ 〈アートと音楽〉を考えるエッセンス
 宇宙の音-色 岡田温司
 ノイズとサウンド・インスタレーション 池上高志
 物語から離れて漂流する音たち 若尾裕
■ 感覚の統合性をとりもどすために 長谷川祐子
■ 出品作家
 セレスト・ブルシエ=ムジュノ|Céleste Boursier-Mougenot
 ジョン・ケージ|John Cage
 武満徹| Toru Takemitsu
 田中未知・高松次郎|Michi Tanaka / Jiro Takamatsu
 ワシリー・カンディンスキー|Wassily Kandinsky
 パウル・クレー|Paul Klee
 カールステン・ニコライ|Carsten Nicolai
 クリスティーネ・エドルンド|Christine Ödlund
 フロリアン・ヘッカー|Florian Hecker
 池田亮司|Ryoji Ikeda
 オノセイゲン+坂本龍一+高谷史郎|Seigen Ono + Ryuichi Sakamoto + Shiro Takatani
 大友良英リミテッド・アンサンブルズ(大友良英、 青山泰知、Sachiko M、堀尾寛太、毛利悠子)|Otomo Yoshihide limited ensembles(Otomo Yoshihide, Yasutomo Aoyama, Sachiko M, Kanta Horio, Yuko Mohri)
 ステファン・ヴィティエロ|Stephen Vitiello
 マノン・デ・ブール|Manon de Boer
 ザ・サイン・ウェーブ・オーケストラ|The SINE WAVE ORCHESTRA
 大西景太|Keita Onishi
 バルトロメウス・トラウベック|Bartholomäus Traubeck
 八木良太|Lyota Yagi
 ウドムサック・クリサナミス|Udomsak Krisanamis
 坂本龍一+高谷史郎|Ryuichi Sakamoto + Shiro Takatani
■ 作品リスト

アートと音楽
新たな共感覚をもとめて

東京都現代美術館 監修|執筆者=坂本龍一、岡田温司、池上高志、若尾裕、眞壁宏幹、畠中実、長谷川祐子

  • A5判変形|上製|背継表紙|208頁|定価 3,000円+税|ISBN 978-4-8459-1207-0

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