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プレイ・マターズ

遊び心の哲学

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なぜ遊びが重要なのか?
なぜわたしたちは遊びを必要としているのか?
そもそも、遊びとはいったい何なのか?

現代ゲームスタディーズの第一人者、
ミゲル・シカールによる
新時代の「遊び」の哲学、待望の翻訳!



新しい切り口でゲームについて考え、ゲームという観点から新しい切り口でゲーム以外の物事について考える、ゲームスタディーズ入門〈Playful Thinking〉シリーズ、翻訳第1弾!


遊びの単なるひとつの形式にすぎないゲームにのみ焦点をあててきた従来のゲームスタディーズに異議を突きつけ、物、空間、人間、人間関係など多様な事柄が関わる「遊びの生態系」全体の観点から遊びをとらえていくことの重要さを提示する。
幅広い射程を有するコンピュータ時代の遊びのかたちを描き出す、ゲームスタディーズの新潮流となる必読書が満を持して登場。

ビデオゲーム、ボードゲームから、スポーツ、おもちゃ、遊び場、ユーザーインターフェイス、インタラクションデザイン、さらには、関係性の美学など現代の美術理論から考察する遊びの行為の美学、はたまた、1986年ワールドカップでのマラドーナの「世紀のゴール」、 アノニマスのハクティビスト活動*などから検討する政治的な遊びまで──

ユニークで独創的な事例を膨大に織り込みながら、従来の遊戯論の伝統をアップデートし、ゲームスタディーズにカウンターをかける、遊び心満載の痛快な一冊。


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遊びがわかれば世界もわかる

そんなつもりで眺めれば、それこそスマホのデザインも、冗談交じりのおしゃべりも、ゲームやその他の楽しみも、日々の暮らしやビジネスだって、世界は「遊び」で満ちている。昔の人も言うように、遊びは人を映し出す。 

それなのに、世界はどんどん変わるのに、遊びの理解は進まない。この本は、そんな理解を大幅に更新かける得がたい本。小さいけれど侮るべからず。山椒は小粒でもぴりりと辛い。ゲームも仕事も日常も、みんなまとめて面倒みよう。遊びの極意をご覧あれ。頭の中を揺るがせば、遊び心も湧いてくる。遊びがわかれば世界もかわる。

──山本貴光

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前世紀、二度の世界大戦のはざまの時代。
賢い人間(ホモ・サピエンス)を僭称した西洋近代の過信を省みて、
ヨハン・ホイジンガは遊ぶ人間(ホモ・ルーデンス)たる人類の本性を喝破した。

今世紀、ゲームと人工知能が遍く社会の情報化を導く現代。
いまや近代は超克され、この星は自然物と人工物が戯れあう
遊ぶ生命(アニマ・ルーデンス)の共異体へと拡張されつつある。

本書が思索する「遊び心」とは、そんな世界の塗り替えを導く原理の謂だ。
与えられた機能や目的に還元されない、流用と創造のダイナミズムとは?
予定調和な未来像を打ち破る遊戯論の更新が、ここから始まる。

──中川大地

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【ためし読み】
「Chapter1 遊び」の冒頭を無料で公開しています
「Chapter2 遊び心」の冒頭を無料で公開しています

【松永伸司さん選書リスト】
『プレイ・マターズ』マターズ 遊びの大事さを理解するための21冊

【イベントレポート】
松永伸司×吉田寛「遊び」をめぐる、ゲームスタディーズの新潮流
『プレイ・マターズ 遊び心の哲学』刊行記念第1弾・「深まる」編


【メディア掲載】
◆週刊読書人 7/12号で本書の書評が掲載されました!(評者:立花 史さん(早稲田大学非常勤講師))
  伝統的な人文学とゲーム・スタディーズをつなぐ珠玉の一冊
「率直に述べると、本書はリジッドな理論書というより、刺激的なエッセイに近い。また、原著についてのいくつかの書評が指摘するように、シカールの慧眼は、独創性より、原注の典拠が示すとおり、ゲーム・スタディーズの内部でこれまで十分に検討されて来なかった豊かな題材や議論を持ち込んだ点にある。その意味で、本書は伝統的な人文学とゲーム・スタディーズをつなぐ珠玉の一冊と言えるだろう。」

表現の手段、世界との関わり方としての遊びを──消費活動ではなく生産活動としての遊びを──取り戻さなければならない。文学、美術、音楽、ダンスと同じように、あるいは政治、愛、数学と同じように、遊びは、わたしたちを世界のうちに存在させるとともに、それを表現するモードである。(本文より)

目次

遊び心をもって考えるーーPlayful Thinkingシリーズについて
謝辞
本書の読み方

Chapter1 遊び

Chapter2 遊び心

Chapter3 おもちゃ

Chapter4 遊び場

Chapter5 美

Chapter6 政治

Chapter7 デザインから建築へ

Chapter8 コンピュータ時代の遊び

原註・訳註
訳者あとがき 松永伸司
参考文献

PROFILE

[著者]
ミゲル・シカール(Miguel Angel Sicart)
現在、コペンハーゲンIT大学のデジタルデザイン学科・コンピュータゲーム研究センター准教授。現代ゲームスタディーズの第一人者のひとりで、技術の哲学や文学理論をベースに、ゲームにとどまらず広く遊びに関わるものごとを論じている。著書に本書『Play Matters』(MIT Press, 2014)のほか、『The Ethics of Computer Games』(MIT Press, 2009)、『Beyond Choices』(MIT Press, 2013)がある。

[訳者]
松永伸司(まつながしんじ)
専門はゲーム研究と美学。現在、さまよっています。著書に『ビデオゲームの美学』(慶應義塾大学出版会、2018年)、訳書にイェスパー・ユール『ハーフリアル』(ニューゲームズオーダー、2016年)、ネルソン・グッドマン『芸術の言語』(慶應義塾大学出版会、2017年)など。

プレイ・マターズ
遊び心の哲学

ミゲル・シカール=著|松永伸司=訳

  • 四六判・並製|236頁|定価:2,000円+税|ISBN 978-4-8459-1801-0

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