現代美術を知るクリティカル・ワーズ

暮沢剛巳=編
発売日
2002年8月
本体価格
2,000円+税
判型
四六判・並製
頁数
278頁
ISBN
978-4-8459-0236-1
Cコード
C0070
刷数
4刷
備考
品切

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現代美術を理解するために必要な特色、要点をわかりやすく解説する。本格的な美術評論/批評に負けるとも劣らない、多くの論点とアイデア、現代思想、映画、音楽、政治などあらゆるジャンルから、最新アートを283のキーワードで読み解く。

目次

第1章 50年代まで 第二次大戦終結から冷戦へ 軍事と結合した〈情報科学〉の誕生
エントロピー ジャーナリズム フォーディズム 社会調査 「書きますわよ」 ウォルター・リップマン クロード・シャノン フリードリヒ・ハイエク 中井正一…など

第2章 60年代 大型コンピュータの全盛期、情報社会論とマクルーハン学説の台頭
パラダイム ファジー理論 イライザ 暗黙知 「宴のあと」裁判 ユルゲン・ハーバーマス 吉田民人 ウォルター・オング ギー・ドゥボール ヘルベルト・マルクーゼ…など

第3章 70年代 高度経済成長とその矛盾、ME化、ロボット化、情報化の始動
脱工業社会 ノラ・マンク報告 虚構の時代 弱い紐帯 ウォークマン ヒューバート・ドレイファス イヴァン・イリイチ ナム=ジュン・パイク ハーバート・A・サイモン ウンベルト・エーコ…など

第4章 80年代 世界保守化、バブル経済、ポストモダニズム、〈高度情報化社会〉の到来
ポスト・フォーディズム 写真の哲学 中国語の部屋 場所感覚の喪失 パノプティコン 情報様式 アンソニー・ギデンズ ジャン=フランソワ・リオタール 村上泰亮 ティモシー・リアリー…など

第5章 90年代 バブル崩壊、インターネットの普及と電子コミュニケーション時代
ソーカル事件 仮想戦争 ヒトゲノム計画 2ちゃんねる 出版不況 クリッパーチップ メディオロジー デヴィッド・ライアン ビル・ゲイツ スコット・ラッシュ…など

第6章 2000年初頭 サイバーテロと新しい監視社会の出現  9・11以降の世界
ITバブル カメラ付きケータイ ブログ 監視社会 バイオメトリクス サイバー犯罪条約 迷惑メール防止法 高齢化社会…など