模様と意味の本

明日誰かに話したくなる模様のはなし

ジュード・スチュアート=著
細谷由依子=訳
発売日
2016年8月24日
本体価格
2,300円+税
判型
A5判変型・並製
頁数
264頁
ISBN
978-4-8459-1593-4
Cコード
C0070
備考
品切

その他のネット書店から購入

世界は模様であふれてる!

誰もが知っている模様にまつわる、
あまり知られていない物語。

本書は、誰もが知っている「丸&水玉」「四角&格子」「線&縞」から、「花柄」「ペイズリー」「カモフラージュ(迷彩)」「イスラム文様」、さらにはフラクタルや超越数論など科学と数学の分野に見られるパターンまで、様々な模様について書かれています。

イラストをまじえながら、模様にまつわる歴史や逸話、雑学、文学、芸術、文化史的深イイ話までが項目立てて数珠つなぎに展開され、「思わず明日から人に話したくなる」話が満載です。

職業デザイナーが知見を広めるためや、身の回りの模様について知るための雑学辞典としてなど、幅広い用途として、“明日から”使うことができます。

『色と意味の本—明日誰かに話したくなる色のはなし』の著者が贈る、見て可愛い、読んでためになる一冊です。

☞人間の脳は「パターン」が好き?
☞床屋のサインポールがストライプなのはなぜ?
☞18世紀イギリスでタータンチェックの服が禁止されたのはなぜ?
☞囚人服に黒い縞模様が使われたのはなぜ?
☞もっとも長い間流行した模様はペイズリー柄
☞迷彩柄には、トラ、シマウマ、カエルがある
☞点描画で人物の顔を特定するには150個以上のドットが必要
☞数学者は、画家や詩人と同様に、様式(パターン)を作る
☞水玉模様は病気と不道徳のしるしだった
☞ストライプは、追放者、滅亡、機敏さ、セクシーさと結びついている
☞『バットマン』の悪役はポルカドットが好き?
☞数学的には、壁紙の模様は理論上17種類しかない?

……などなど、たのしい豆知識、トリビアが満載!

メディア掲載

目次

イントロダクション
模様について:ごく簡単な歴史とガイド
点と水玉
線と縞
四角と格子
曲線と花柄
枠組を超えたパターン:詩、図形、幾何学

プロフィール

[著]
Jude Stewart(ジュード・スチュアート)
ライター。『Slate』『The Believer』『Fast Company』など、さまざまな雑誌でデザイン&カルチャーについて執筆。『PRINT』の寄稿編集者であり、グラフィックデザイン団体「AIGA」のウェブサイトでデザインに関するブログを寄稿している。最初の著書『ROY G.BIV』[邦訳『色と意味の本』]も、本書『PATTERNALIA』と同様にBloomsburyより刊行。www.judestewart.com.

[訳]
細谷由依子(ほそや・ゆいこ)
出版・映像翻訳者。ファッション誌『zyappu』(光琳社出版)編集部勤務中より数多くのインタビュー通訳、翻訳を手掛け、2000年以降はフリーランスとして出版翻訳、映像制作・翻訳に携わる。主な翻訳歴に『ポップカルチャーA to Z』(グラフィック社)、『アンディ・ウォーホル 50年代イラストブック』(ゴリーガブックス)、『色と意味の本』『本を読むときに何が起きているのか』(フィルムアート社)などの書籍や、ドキュメンタリー映画『躍る旅人 能楽師・津村禮次郎の肖像』、『Landscapes with a Corpse』、アニメーションや映像芸術作品の字幕翻訳など多数。